用語集
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カードローン
- 銀行や金融機関が発行するカードを利用するローンです。担保は不要で、店舗窓口やATMなどから限度額の範囲内で自由に借入が可能。使用用途も限定されません。
インターネットから申し込めてATMでも返済ができます。
返済方法は、一定額を期日ごとに支払う“リボルビング払い”が一般的です。
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キャッシング
- 一般的にクレジットカードのキャッシング機能を利用する借入を指します。限度額は数万~数十万の小口融資が多く、金利は高め。急にお金が必要になった時に借入できるので、一括返済できる方や借入額が少額な方には便利なサービスです。
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消費者金融
- 個人利用者向けの小口融資(小さな金額の貸付)サービス、またはそのサービスを行う金融機関。金利は高めに設定されていますが、審査が早く個人で手軽にお金を借りられるメリットがあります。
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フリーローン
- 使用用途が限定されないローンです。目的を定めた住宅ローンや自動車ローンと比較して金利は高めですが、使用用途が審査の対象にならないため、審査が早く通りやすい傾向にあります。
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ネットローン
- インターネットで手続きができるローン、またはそのサービスを行う金融機関。必要書類はメールやFAXでのやりとりで、パソコンやスマートフォンがあれば申込みは完結します。審査も早く、通過すれば指定の口座に即日融資してくれる場合が多いです。24時間365日借入、返済ができます。
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サラ金
- サラリーマン金融の略で、消費者金融と同義です。昔のサラ金は高利貸や取り立てなどマイナスイメージがありましたが、今は安心して利用できるよう法律で厳しい制限が設けられています。銀行の融資に比べ金利は高いものの、審査が通りやすく借りやすいのが特徴です。
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闇金
- 国や都道府県に必要な届け出をせずに無許可で営業している消費者金融、または法外な金利で貸付をする業者を指します。電柱の張り紙やDMなどでの勧誘が多いです。簡単に審査が通るので、どこからも借りられない人が利用してしまうケースも。違法で悪質な賃金業者なので、絶対に利用してはいけません。
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おまとめローン
- 複数の業者からの借入を一つの金融会社にまとめるローン。借入先を一社に絞れば借入の総額も把握しやすく、金利が低くなる場合も多いです。支払い方法や期日も一本化されるため、毎月の返済の管理が楽に、返済漏れのリスクも防げます。
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総量規制
- 貸金業法という法律の中の、融資を制限する仕組みです。個人が貸金業者から借入できる金額は年収の3分の1までと定められ、それを上回る場合は新規の借入はできません。借入の際には基本的に年収を証明する書類が必要になります。ただし、おまとめローンや住宅ローン、自動車ローンなどは総量規制の対象外です。
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貸金業法
- 消費者金融などの貸金業者や、貸金業者からの借入について定めた法律です。近年、深刻な社会問題となった多重債務者の増加を解決するため、従来の法律を改正してつくられました。
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多重債務者
- 複数の貸金業者からお金を借りている人。多額の借入で利息の返済しかできない状態に陥り、返済が長期化するケースが多いです。
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スーパーホワイト
- 信用情報に一切記録がなく、これまでにクレジットカードやローンを利用した経験がない状態を指します。金融会社が情報を照会した時に記録がないと、返済能力の有無がわからず十分な審査ができません。30歳以上で年齢の高いスーパーホワイトの人ほど、金融事故を起こした“ホワイト”と混同されるリスクが大きく、カード審査に通りにくくなります。
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利息
- お金を借りた人が貸した業者に対して支払う対価。基本的に返済時には、元本+利息の支払いが必須です。
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利率
- 借りたお金(元本)に対する利息の割合です。
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年利・実質年利
- 年利とは、年間を通じて必要となる金利。実質年利(実質年率)とは、通常の利息に事務手数料や融資取扱手数料、保証料など諸費用を含めた総合的な費用の利率です。消費者金融では実質年率の記載が義務付けられているので、年率は実質年率で表記されています。
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法定金利
- 法律で定められた利息の上限です。貸金業者から借入をする際の上限金利で、現在は利息制限法の水準が適用されています。
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利息制限法
- 銀行や貸金業者、個人などお金の貸し借りをする契約において、利息を制限する法律です。上限は借入金額に応じて、10万円未満で20%、10万円以上100万円未満で18%、100万円以上で15%と定められています。借主も貸主も合意のうえだとしても、上限を超えた金利は無効。貸金業者からの借入の場合、違反した業者は営業停止などの行政処分の対象です。
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出資法
- 「出資の受入れ、預り金及び金利等の取締りに関する法律」の略。貸金業者などの規制を目的として、高利貸しや浮き貸しを制限する法律です。出資法の旧上限金利は29.2%でしたが、多くの貸金業者がグレーゾーン金利で貸付し社会問題になっていたため、2010年に上限が20%に引き下げられました。
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グレーゾーン金利
- 利息制限法の上限金利(貸付額に応じて15~20%)は超えるものの、出資法の上限金利(29.2%)は超えない、それぞれの上限の間の金利です。2010年に完全施行された改正貸金業法で出資法の上限金利が引き下げられ、グレーゾーン金利は撤廃されました。
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元金均等返済
- 借入額を返済回数で均等に割って、利息だけが変動していく返済方法。借入残高に利息がかかるので返済初期は利息が高く負担が大きいです。しかし、返済していくほどに残高は減っていくので利息は低くなり、毎月の返済額は少なくなっていきます。元利均等返済より利息が少なく完済できるのが特徴です。
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元利均等返済
- 借入額と利息の総額を返済回数で均等に割って、毎月同じ金額を返済していく方法です。返済額が一定なので計画が立てやすく、返済初期は負担が小さいです。しかし、はじめはほとんどが利息に消えるので元本の減りが遅く、元金均等返済に比べて利息の総額も高くなります。
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金利優遇
- 所定の条件を満たせば店頭金利(基準金利)よりも低い金利でローンが組める制度です。多くの民間金融機関がこの制度を取り入れ、金利引下げとも呼ばれます。給与の振込先や公共料金の支払い、カードローンなら指定のカードを作っての借り入れなど、金融機関との一定の取引実績が条件となる場合が多いです。
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